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痛感したこと

道尾秀介の小説が大好きです。

最近読んだのは、これです。
「光」

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子供の頃ってこんな思考だったなとか、子供ってとんでも無い事を思いつくよねって、自分の子供の頃を思い出したりしました。
道尾秀介さんの作品の中では珍しく、物凄いサスペンスって訳では無くて、長編小説でした。

文中にあるセリフに考えさせられました。

登場人物の一人で、議員をしている立派な父親を持つ、小学低学年の劉生君の言葉。
友達から「俺も有名な父ちゃんがほしいもんだよ」と言われ、その言葉に対しての返事です。

「立派だよ、お父さんのやってることは。
 お母さんも、それをきちんと支えて立派だと思う。
 二人とも、立派であることに一生懸命で
 ほんとに大したもんだよ。」



読んでいて、このセリフが一番心が切なくて痛くなった。
最後に主人公が昔を振り返えり、当時をこう語っていました。

劉生は、父親に議員を辞めてほしかっのだ。
そして母親にも、事務所ではなく、家にいてほしかった。
いっしょに食卓を囲み、休日はどこかへ家族で遊びに行きかった。



人が生きる上で何が一番大切なのかは、それぞれに違うと思います。
ただ、自分が生きている人生の中で、何があっても守りたいモノがあると思います。
それが日々生きて行く中で、その一番大切なモノを忘れてしまう時もあるかも知れません。

それが忙殺だったり、立場が変わったり、生活環境が変わったりと、様々ですが。
それでも一番大切なモノを見失うと、本当に後悔するのです。

生きているモノ達は全て、自分の大好きな人から、興味を持って貰えない、大切にして貰って無いと感じることが一番辛い。
だから、創意工夫をする。
完璧は無理でも、出来る事をするって本当に大切です。

それを痛感した小説でした。


参考文献:道尾秀介「光」より

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